龍神詩物語 ー素敵なお声ー

LGBT 性別のことで悩む方へ2 性同一性障害の誤解 『彩音だけの龍神詩物語』

世界でひとつ龍神詩物語とは・・・

龍神詩を通じて出会った物語。
その方にとって大切なものは、私たちにも大切なものを届けてくれます。
もしかしたら、今の自分と同じ境遇の方もいるかもしれません。
龍神詩の主役たち、この物語を見てくださる皆さん、
みんなが幸せなプロジェクトです。

龍神詩No.25『彩音だけの龍神詩物語』
LGBT 性別のことで悩む方へ2 性同一性障害の誤解

LGBTの方たちの少しでも力になりたいと願い、ご縁のあった彩音さんの物語を大切に伝えようと話し合いました。そして、お互いのやり取りの中で、私の理解が進むようにと丁寧に自分を伝えてくれました。私もわかったつもりでいて、実際は随分と誤解や思い込みがあることに気づきました。

LGBT 性別のことで悩む方へ1『彩音だけの龍神詩 ‐ もっと愛することができる -』はこちらへ

性同一性障害、という言葉は、
やっぱり私にはそぐわないと感じました。

誠さん あらためまして、私の物語の続きを書いていただきまして、ありがとうございます。 心を砕いて理解し、また、説明しようとしてくださっていることが伝わってきて、うれしかったです。そして、だからこそ、私もまた、こうして誠さんに私のことを説明しようと、長々と文章をかいてしまいました。お許しください。決して誠さんが「分かっていない!」と責めたいわけではありません。逆に、この文章を通して、自分の心を整理し、また、少しでも分かってもらえたら嬉しいな、と思っております。

性同一性障害、という言葉は、日本では「体の性別と心の性別が一致しなくて苦しむ障がい」という説明で分かりやすく伝わっていますが、実際の悩み方はさまざまです。性同一性障害という分かりやすく説明できる言葉の出現とともに、私の目からすると、その言葉に引っぱられて、「自分が何者なのか」という問いの答えを急いで、自分の体を変えている人がいるようにも思えています。

なので私は「性同一性障害」と自分で名乗ることはありません。私自身、長らく自分の身体への違和感を封印し続けたから、「自分を同性が好きなレズビアンだ」と思ったこともあります。「性同一性障害の診断を受けて、ホルモン治療をして、手術をして体を変えたい」と思ったこともあります。自分のベストは、生まれながらに男の体を持っていることでしたが、そうでない以上、今もさざ波のように、どう自分の体を扱ったらいいのか、揺れ続けます。

でも、女の体で生まれたから「女らしく」、男の体で生まれたから「男らしく」、その「らしさ」の思いこみからみんなが自由になれた時、私は、自分の体にメスを入れる必要があるでしょうか? その答えが知りたくて、私は、まだ自分の体を変える前にやるべきことがある、と自分に言い聞かせて日々を過ごしています。もちろん、これは私個人の意見で、それぞれ悩んでそれぞれ出した答えが正しいものであると思っています。

LGBTという言葉のイメージの先行
トランスジェンダーの心の葛藤と苦しみ

(*LGBT 性別のことで悩む方へ1 冬期平昌オリンピックのニュースを紹介したことを受けて)今回のオリンピックでは、今までで一番多くの「LGBT」のアスリートがカミングアウト(自分がLGBTだと周囲に公言すること)したと報道されました。ですが、「自分の性別が違う」と感じる(私のような)トランスジェンダーの人は一人もいません。私自身も直面していますが、男女に分けられた競技はとても苦痛です。私の場合は、「女の体をしているから女性として出場する」と割り切ることはできますが、結局周りの目は、それ以上のあれこれをこの男女の分類の上に映し出して私を見てきます。「女の体をしているからしかたなく女性として出場する、中身は女じゃない私」は、そこで誰の目からも見えなくなります。逆に「女性としての彩音」を勝手にみんなが想像し、それを前提に、私に話しかけてきます。そんな人はどこにもいないのに。トイレも、合宿などの行事も同様に苦痛に感じます。

でも、誠さんが最後に書いてくださっているように、声を上げる人も増え、メディアで取り上げられる数も増え、「セクシュアルマイノリティだから」ではなく、「人として輝いている」当事者の方々のおかげで、理解者も増えていると感じています。そして、こうして誠さんのように、ちゃんと向き合ってくださる一人一人がいてくださるからこそ、私自身が自分自身と向き合うことができます。本当にありがとうございます。

誠よりお手紙 親愛なる  大切なLGBTの皆さんへ

親愛なる 大切なLGBTの皆さん
同性を愛する皆さん、お身体のことで悩む大切な皆さんへ

LGBTという言葉がメディアにもあふれるようになり、それぞれに悩み方が違うのは当たり前なはずなのに、そのことが見えていない自分がいました。まずそのことを心からお詫びさせてください。そして、それは私だけではなく、多くのひとたちも誤解も生まれやすく陥りやすいことだと感じています。この彩音さんの『龍神詩物語』を通じて、その理解が少しでも深まればと心から願っています。

もしかしたら失礼なことを伝えているのかもしれませんが、過去にはずっと居場所がなく、自分のことを理解してもらえず、自分すらも自分がわからなくて、本当に苦しんで来られた方も多いと想像します。そのことを思うと胸がいっぱいになります。どうか、自分を心から大切にして、心から抱きしめてほしいと想います。心から大切に生きてほしいと願っています。

LGBTの方だけではなく、世の中の多くの方は人間関係で悩んでいます。ひとは同じではありません。それは、同じ日本人でも、血がつながった家族だとしても、どんなに愛し合った存在だとしても、わかりあうことはそれなりに難しいことだと思うのです。ひとはどうしても色眼鏡をかけて、自分中心に世界を見てしまいます。そして、実際にそう見られています。でも、そのことに気づけた自分は努力することができるし、何より、そのことで傷つく必要もないと理解が深まると思うのです。

彩音さんも最初に言われているように、LGBTとか、男女とかそういうことを超えて、ひとりの尊い存在として出会い、素敵な関係があふれたらと心から願っています。ありのままに自分を愛してください。そして、もしできるなら、安心して自分を生きて、安心して愛されて、輝いてほしいと願っています。そんな姿は、きっと同じように悩む方たちの優しい希望となるはずです。そして、皆さんの背負ってきた苦しみが意味があるものと思える、ひとつの方法だとも想っています。私も心から応援しています。私も精一杯自分を生きたいと想います。心から自分らしく生きてあげてください。幸せでありますように。 文 誠

彩音だけの龍神詩
- もっと愛することができる -

今まで、いろんなことを想ってきた。
世界が敵に見えたことも、
自分を消してしまいとも、
想ってきた。

でも、今はちがう。
気づけた。
気づかせてもらえた。
大切なものがわかる。
自分の価値も、信じてあげたい。

彩音は大切な大切な存在です。
彩音は自分が思う以上に
すてきな彩音です。

彩音は、彩音を、
もっと愛することができる。

彩音の願っている世界と
出会うことができる。
すべてを愛することができる。


龍神詩No.25 創作者 

第一話LGBT 性別のことで悩む方へ1『彩音だけの龍神詩 ‐ もっと愛することができる -』はこちらへ

*龍神詩とは、本来の自分を思い出す言葉、純粋な想い、すべての生命を想う祈り詩。
『世界でひとつ、あなただけの龍神詩』では、あなたの想い、人生を、龍神詩として創作しています。

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